畑で死にたい若者に出会う~その2~

獅子島に行く当日、昨日お世話になった農家さんも、
行ってくださるようで、一緒に向かうことに。

いざ獅子島へ

獅子島は、フェリーに乗って向かいました。

本当に小さな島で、
港では、急な坂が見えて、周辺一帯柑橘畑がありました。

デコポンが盛んなんだぁと思ったら、
なんと、甘夏の産地だそうで、
デコポンを作っているのは、その方のみ。w

畑まで行くのも、歩きでは大変なくらい坂。

田んぼで有名なだんだん畑のようになっており、
農家さんの畑も、一箇所にまとまっておらず
自分の畑が、点々としていました。

デコポンが…!?

畑に着くと、デコポンがなっていないじゃありませんか。

あれ?なんで?

木の中に入ると、
鈴なり。

日焼け(色づき)を遅くして、できる限りゆっくり育てる方法だそうです。

市場では、出回らない凸凹しているデコポンを見せていただいたり、
デコポンの栽培方法を応用して、マカデミアナッツを栽培したり、
アボカドを栽培したら失敗した話など、短い時間でしたが、
とても勉強になる話が聞けました。

農家さんの覚悟

フェリーの時間があり、最後に、彼が一言、、、

『最後は畑で死にたいんですよね』

この若さで、、、

当時お会いした時、彼は、28歳。

と同時に、こんなに一生懸命やっている人の柑橘を食べてもらいたい。

農家さんの魂を届けたい気持ちになったフルーツハンター旅でした。

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